落語に行きました

2007年12月20日木曜日、落語デビュウです。

これに行ってまいりました。

ど素人にはもったいないような貴重なチケットを半地下さん−しかこさんが取ってくださいました。おありがとうございます、おありがとうございます。

行ってみるまでは、「わー、えらく半地下さん志ノ輔にはまってらっしゃるのね。意外なご趣味だわぁ」と思って行ったのですが、実際ライブで見ると、


ほんとにスゴイ



私、ライブに行って感動するとなにゆえにか英語で表現するくせがあるのですが、Extremely Exciting & Enthusiastic な高座でございました。志ノ輔の世界にグイグイ引き込まれ、心底笑いました。

古典落語、ネタなんか一つも知りません。ほんとのデビュタントですけど、オペラで行ったら最初からMETかスカラ座見たくらいのラッキーな出来事でしょうね!

感謝感激です。

コンクール

声楽のコンクールに応募することにしました。(あ、私がです・・・)


先月、かおり先生のレッスンで歌った曲が結構良かったみたいで、「これ、どこかで歌わないの?コンクールでたらどう?」
・・そんな感じで話が進み、すぐに開催されるものに応募することにしました。


コンクールに応募するのも結構大変なんですね。
選曲は自由曲だけど、時間制限、曲数と条件があるし。でも、最重要のピアニストは先生が発表会で弾いてくださったTさんにお願いしてくれて大助かり。


第一の壁は1次のテープ審査。10月の発表会で歌った「Come scoglio」があるので(ていうか、それしかない)それを送ることにしたのだけど、会議用のICレコーダーのモノラル録音だし、しかもレコーダーの位置も適当だったので音質が非常に悪い。かおり先生には「録りなおしたら?」と言われたけれど、でも本番のテンションと勢いって普段出せないもの。「今歌ってもそれ以上の録音が出来るかわかりません」と言ったら、「まあそうですね。録り直して不合格だったら嫌だしね」と納得していただいた。しかしこれで終わらないテープ審査の壁。「カセットテープかMDディスク」で送らないといけない!んだけど、もうその両方とも家にはないのですよ。あわてて心当たりにダビング依頼をしたら王女さんが快諾してくださって。ICレコーダーでとった音源を夫がパソコンに落としてくれて、CDを作り、それを王女さんにお願いしてMDにダビング。もう、周りを巻き込みまくりです。


そして選曲。10分以内で2曲以上のオペラアリアを2次予選、本選用の2パターン作らないといけない。Come scoglio と Depuis le jour は歌いこんでいて自信があるので、それを2次、本選それぞれに使おうと思っていたら、かおり先生に「自信のあるのは最初に出し切らないとダメです!」と一蹴された。


今日、かずみ先生にも相談して、曲を決めてみました。2次の組合せは見たことないって言われたけど(^^;)
2次:Come scoglio (Mozart "Cosi fan tutte"), Depuis le jour (Charpentier "Louise")
本選:Stridono Lassu (Leoncavallo "I Pagliacci"), Je Dis Que Rien Ne M'epouvante(Bizet "Carmen")


テープが通らないと何ともいえませんが(結果は1/25)、練習頑張ります。「これがダメでも次のためになるから(by かおり先生)。」先生、私より気合はいってませんか?

なーんかねぇ・・・

1月1日付で仕事が変わる。上司のM川さんが異動になってそれにくっついて行くことになった。
っていうか今の仕事と「兼務」なのですけれども。
今、経理でFinancial Planning という仕事をしているのですが、今度は営業統括の中のRevenue Managiment という仕事も兼務するらしい。どういう仕事なのかまだよく分かってないけど、営業の案件管理と、多分、ボーナスの計算・・・(ーー;)うちの会社はインセンティブという制度を導入していて、営業マンは売上に比例してボーナスが決まる。そういう嫌な計算とかもしなきゃいけないとか。多分。でもね、物理的に無理なの!!両方の仕事の締め切りのタイミングが重なるので、絶ーっ対に無理。兼務じゃなくてどっちかに集中させてほしい。


それに、自慢じゃないが、私は現場にうとい。


机の上での仕事ばかりをしてきて、営業マンとのやり取りとか、そういうのが得意ではない。今までの机の上で数字をこねくり回す仕事だと、ロジカルであって当然、っていうかロジカルでなければダメ!の世界なのだけど、オジサンたち相手には情緒的な基準も必要なのだ。女であることもハンディな気がする。明日も営業の会議があるのだけど、M川さんと「お笑いキャラで行こうね」と話し合った。なんのこっちゃです。


M川さんは管理系の仕事の師匠とあがめている人だし、付いていけるのはとても嬉しい。でもねー、彼女も私も最近まいっているのだ。
「タエちゃん(本名)、よろしくね、でも辞める時も一緒だったりね 笑」
「はい!私とM川さんは一・・・・」
一、のつく四字熟語が言いたかったのだけど、出てこない。
「えーっと、on the same boat 、とか、共に沈んでいこう、とか、運命共同体とか、ほらほら、タイタニックみたいな」
「一心同体?」
「えー、それヤバいでしょ〜」




ずいぶんたって思い出した。




一蓮托生




まあ、しばらく様子を見て、来年はまた職探しになるかもです。

ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士」「サロメ」

今年最大のお耳の贅沢、ドレスデン国立歌劇場「ばらの騎士(11/23)」「サロメ(11/24)」鑑賞してまいりました!

ばらの騎士」はゾフィー役が苦手な歌手なのと、指揮者も交代(私的にはアップグレード交代だからOK)、直前に主役交代(彼女のための演出いう前宣伝だったから、これは「エ!」)・・かなーーーーり不安な状態で行ったのですが、もうこれが最高!でした。マルシャリンのアンネ・シュヴァンツヴィルムス、代役とは思えない素晴らしい歌唱と演技。この人、タンホイザーのエリーザベトで来日したのに急遽マルシャリンもですよ。声楽的にも全然タイプが違う役だし、純真な乙女と酸いも甘いも知り尽くした女、両方すぐに準備できるなんてなんて歌手なんでしょう。オックスをやったクルト・リドルの名人芸ともいうべきエロオヤジキャラも最高でした。オクタヴィアンは新国のツィトコーワと比較してしまうと見た目と演技は「ああ・・・」って感じですが、3幕のマリアンデルでの歌い崩した歌唱が最高。ゾフィーは・・・本当にとても健闘していたと思うし、今まで見た彼女の中で一番好きなパフォーマンスだった。けれど、演技が・・・なんであれ?何か動きがカクカクしてて、ものすごく頭の貧しい女の子に見えちゃって、あのマルシャリンから恋人をぶんどる魅力はなし。歌手って歌だけじゃだめなんだぁ。。ホントに難しいね。それから脇を固めるアンサンブルの人たちの層の厚さ、生き生きとした演技、これぞ「ばら」って感じでした。そしてあの3幕のワルツの華やかさと言ったら・・・・ ファビオ・ルイジ最高。

サロメ」前日の華やか・軽やかな世界から一変、緊張と緊迫の張り詰めたオペラでした。「ばら」はとても聴きやすい音楽なんだけれど、サロメは、モワモワ・ゴウゴウ・ピッキーン、ありとあらゆる劇的要素を盛り込んだ音楽。同じR・シュトラウスなのに全く違う世界を体験してきました。このサロメは舞台がものすごい傾斜で(多分歌手側からしたら絶壁だと思う)そこを走ったり転がったり、もう見ているほうもハラハラしました。しかしこの舞台、全てが最高としかいえない素晴らしい出来。特にサロメのカミッラ・ニールント、この人新国でマルシャリンをやった人でとっても細い美声なのです。決してパワフルなタイプではないと思っていたのですが・・・ でもオケに全然負けない!素晴らしかったです。ヘロデ王のヴォルフガング・シュミット、ヨカナーンのアラン・タイタスを食ってしまうくらいの存在感でした。アラン・タイタスはいわずもがな、私の大好きな歌手ですが、今回のヨカナーンは演出上いろんなもので縛られ、最後ヘロディアスのストッキングで猿ぐつわというやられたい放題でした。カワイソ〜 そしてヘロディアスのガブリエレ・シュナウトの凄さといったら。「三輪様?」って感じでした 笑。 声もたっぷりで、この人のサロメも見たい!と思いました。とにかく最高のキャスティングに酔いしれてしまいました。

・・・なんだかんだ高いオペラなだけありました。質の高いプロダクション、堪能させていただきました。


【公演詳細】http://www.japanarts.co.jp/html/dresden2007/index.htm

歌の発表会

今年も懲りずに歌ってきてしまいました。

歌った曲は、

振り返れば反省点は沢山あるけれど、とにかくやれるだけのことはやりました。天気がよくて歌っている時も気持ちがよかったし会場の皆さんが熱心に聴いてくださって嬉しかったです。
今回は歌う曲目がつい先週まで決まらなかったのですよね。私が最近になってラフマニノフの歌曲にハマってしまい、ど〜しても歌いたくなってしまって、結局これはカオリ先生にほとんどレッスンしてもらわずに本番で歌ってしまいました。失礼なことをしてしまったなぁ・・・と一番の反省点です。モーツァルトのほうは本当に難しくて、練習すればするほど課題がみつかって、「完璧に歌えるのは何年後だろう・・・」という感じ。
久々に「芸術」や「表現」について深く考えるきっかけにもなりました。これは語ったら長くなっちゃうなー(^^;)お酒の席でクダ巻いていたらごめんなさいね。

その後、SDESSさん&半地下さんご夫妻と飯田橋のお堀の見えるCカフェで軽く打ち上げ。「第三ダーメさんは歌ってなかったらただの天然」はい、その通り。

でも会社じゃ天然ばかりじゃいられないので、また別のキャラがあるんですよ♪ と、思っているのは本人だけかな。明日からまた仕事頑張りましょう。

今日の金言・・・「第三ダーメさん、和田あき子?」

ワイン講座

短期のワイン講座に通うことになりました。資格取得が目的では関係なく、楽しくいろいろ飲むことを主眼に。講師の先生は日本ソム○エ協会の重鎮O先生。ポケットチーフがお似合いの偉〜い人オーラの出た老紳士。

最初、ワインの歴史うんぬんの講義の時、眠くなっちゃったけど・・・・試飲タイムはもう私の時間!って感じ☆ 次回からは講義を減らして試飲の時間を増やしてくださるそうです。ヤッタ!
ちなみに一番好きだったのはコンドリュー。やはりこの中ではアルコール度数が一番高かった・・・(^^:)


<今日飲んだワイン(全部白)>

  • サンセール コント・ラフォン Sancerre Comte Lafond 2005
  • シャブリ プルミエ・クリュ ドメーヌ・ラロッシュ Chablis 1er Cru 2005
  • アルザス リースリング ユーゲル Alsase Riesling Hugel 2005
  • コンドリュー Condrieu Paul Jaboulet Aine 2004

表記とか合ってるのかな?
でもま、とりあえず忘れないうちに・・・

レッスン in 高崎

歌のレッスンで高崎に行ってきました。新幹線で。

今、ロシア歌曲に取り組んでいるので、ロシア語の分かる音楽の先生を探していたんです。H子さんの知人にロシア研究家の方がいらっしゃって(HPはコチラ)、その方に紹介していただいたのが本日の先生ユリアさん。この会の演奏会で何度かユリアさんのピアノを聴かせていただいており、私は彼女の大ファンだったので、紹介していただけると聞いた時は相当舞い上がりました。

今私は二人の歌の先生に師事してますが、レッスンの中心は発声についてになります。声楽の勉強で理想的なのは発声の先生と音楽の先生に師事すること、と聞いたことがありますが、ユリアさんはまさに後者の先生でした。一つ一つの言葉のニュアンスや、音楽的な流れ、ピアノとのかけあい・・・ とたった2曲で2時間以上もみっちりレッスンしてもらいました。

このテヌートは「遠い」という言葉の意味を立てるためのものだ、とか、ここのマルカートは「残酷な」という言葉のためについているのだとか、「白い」「花」など美しい意味の言葉をイメージしてもっと明るく、やわらかく、とか・・・ 言葉も作曲家の指示もすべて意味があるのを再認識させてもらいました。今までの歌い方より、より丸く、やさしいイメージで曲に接することができるようになったかも。


ユリアさんは音楽的な教養だけでなく、人間的にもとても温かくて素敵な方でした。駅まで車で迎えに来てくださったり、初めて会ったのにオープンにいろいろなお話を聞かせてもらったり。本当に良い出会いがあって嬉しいです。難点と言えば遠いってことです・・・しょっちゅう伺うことはできなくて寂しい限りです。

次、歌うならリムスキーコルサコフの「雪の娘」がお薦めだと言ってくださいました。楽譜、あるのかなぁ・・・。