レッスン in 高崎

歌のレッスンで高崎に行ってきました。新幹線で。

今、ロシア歌曲に取り組んでいるので、ロシア語の分かる音楽の先生を探していたんです。H子さんの知人にロシア研究家の方がいらっしゃって(HPはコチラ)、その方に紹介していただいたのが本日の先生ユリアさん。この会の演奏会で何度かユリアさんのピアノを聴かせていただいており、私は彼女の大ファンだったので、紹介していただけると聞いた時は相当舞い上がりました。

今私は二人の歌の先生に師事してますが、レッスンの中心は発声についてになります。声楽の勉強で理想的なのは発声の先生と音楽の先生に師事すること、と聞いたことがありますが、ユリアさんはまさに後者の先生でした。一つ一つの言葉のニュアンスや、音楽的な流れ、ピアノとのかけあい・・・ とたった2曲で2時間以上もみっちりレッスンしてもらいました。

このテヌートは「遠い」という言葉の意味を立てるためのものだ、とか、ここのマルカートは「残酷な」という言葉のためについているのだとか、「白い」「花」など美しい意味の言葉をイメージしてもっと明るく、やわらかく、とか・・・ 言葉も作曲家の指示もすべて意味があるのを再認識させてもらいました。今までの歌い方より、より丸く、やさしいイメージで曲に接することができるようになったかも。


ユリアさんは音楽的な教養だけでなく、人間的にもとても温かくて素敵な方でした。駅まで車で迎えに来てくださったり、初めて会ったのにオープンにいろいろなお話を聞かせてもらったり。本当に良い出会いがあって嬉しいです。難点と言えば遠いってことです・・・しょっちゅう伺うことはできなくて寂しい限りです。

次、歌うならリムスキーコルサコフの「雪の娘」がお薦めだと言ってくださいました。楽譜、あるのかなぁ・・・。