大村博美&甲斐栄次郎ジョイントコンサート


本日トッパンホールにて大好きな大村さんのリサイタルに行ってきました。
バリトンの甲斐栄次郎さんとのジョイント。ソプラノとバリトンの組み合わせって珍しいですよね。

甲斐さんは初めて聴いた人なんですが、メチャクチャ上手い。端正で全然乱れない歌唱スタイル。なんといいますか、例えるならばピリッと糊の利いたワイシャツのような歌唱といいますか(褒めてないって ^^;?)。モーツァルトドニゼッティヴェルディパリアッチ、そしてアンコールの「平城山」に至るまで全て安定してるというか。この人の歌曲も聴いてみたいなぁなんて思いました。

大村さん、今日はちょっとセクシー系のドレスが素敵でした。いいなぁ、長身でドレスが映えて。今日はフィガロの伯爵夫人、マノン、ルイーズ、そしてドンカルロ、パリアッチといろいろ聞かせていただきました。
だがしかし。
やはりアンコールの「蝶々さん」(かわいい坊や)で、これだけで今日来てよかった〜。°(ToT)°。!!!!!って感じになってしまったのです。いや、それまでを忘れちゃいました、とはいいませんけど。ちなみに隣に座ってた行儀の悪いお爺さんも、このときばかりは圧倒されておりましたよ。はい。この人、やっぱり蝶々さんになると別のスイッチが入る感じ。本当に役柄への移入の仕方がすごいのだ。本当にこの人、前世は蝶々さんだったんじゃないか?

来年お正月にベルリン国立歌劇場で蝶々さんを歌われるようですが、世界一の蝶々さんで一流歌劇場を制覇してほしいです。ガンバレ!!