レッスン曲

かずみ先生と相談して「カルメン」からミカエラのアリア「何も恐れることはない(Je dis que rien ne m'epouvente)」という非常に美しい曲に決まりました。ミカエラはメリメの原作には出てこない、ホセの許婚でビゼーのオペラの中のオリジナル・キャラです。カルメンと正反対で清楚・・・てか、ひたすら地味。エプロンにおさげ髪という田舎娘の典型が、カルメンによって密輸団に引き入れられたホセを追って、案内人も逃げてしまうような荒涼とした山中で一人歌うアリアです。「ホセが堕落したのはあの悪い女のせいよ!あの女に一言いってやらないと気がすまない!」ていうかなりクダラナイ歌詞なんですけど、音楽だけ聴くと、その緊張感と陶酔感が絶妙な世にも美しい曲なんです。。。うう、ビゼーって天才だよねー・・・(涙)

私だったら危険な山中に、ホセごときを絶対追いかけて行かないけれど、最近私の中で流行っているのは「絶対無いだろうというシチュエーション」を必然にできるサブストーリーを考えることです。この場合、ミカエラにはどうしてもホセを追いかけなければいけない何かがあったはずなんです。ふふふ。

ちなみに「ラ・ボエーム」で何故ミミがロドルフォを訪ねていったか、という経緯に関しても勝手にサブストーリーを作りました。

私って、暇???