新国「コジ」

当日券にて行ってまいりました。普段土日に行くことが多いせいか(いや、そんなこともないか)、 あまりにもお客が少ないのにビックリ。

昨年プレミエのコジ、デスピーナの中嶋彰子さんとグリエルモのルドルフ・ローゼンは初演に続いて二度目だったので「余裕〜」って感じでした。グリエルモのパンツも同じだったし(笑)。中嶋さんのデスピーナとっても良かった。彼女が舞台でクルクル動いているのを見るだけでも楽しかった。

ま、しかし、なんといっても聴き応えあったのはリカルダ・メルベスのフィオルディリージ。
もー「上手ぇぇぇ〜〜(><:;)!!」とシャウトしそうになりました。私の目下の課題を全てクリアされている感じ(って当たり前だけどさ)、今日のフィオルディリージはすっごく勉強になりました。

ラストなんですけど、何か私昨年の記憶が薄くて・・・ あんなんだったっけ?
普通、コジって「元サヤめでたし」なんですが、この演出は違うんですよ。恋人取替えっこした後に一組は燃え上がっちゃって、もう一組は醒めちゃう演出なんです。今回それがすごくはっきり解る演出だったんだけど、初演ってもっと微妙じゃなかったかしら? うーん、でも忘れちゃったなぁ。前回寝てたとか?<私んでも、今回、グリエルモのフィオルディリージに対する恨み節がコッテリと真に迫っており、とてもよろしかったです。

今日はドン・アルフォンソ演じるヴォルフガング・シェーネさんのお誕生日だったらしく、芸術監督のノヴォさんがご紹介していました。舞台に出てこられた体格の良いノヴォさんを見て、ちょっと切ない思いが去来したり。今回も直前でキャスト変更があったり、いろいろ策を打ってもお客が入らなかったり・・・いろいろご苦労があるんだろうなぁ。あと1シーズン、頑張ってほしいと思ったり・・・ってせっかく皆で歌っているハッピーバースデーに乗らないなんて最悪なお客ですね、私。