レッスン日

今回は間隔が短かったのであまり練習もできず。今日こそパミーナが上がるか、と思いきや年越しとなってしまった・・・(T_T)。先生はこの曲(というかこの役)に相当思い入れがあるのか、要求が細かいし、厳しいのです。今日は「im Tode sein.」の「Tode」のD音がすごく良いところに入った、ということで、それを全体に水平展開してということ。あ、ちなみに意味は「お墓の中」です(笑) 
そして愚弄晩餐会のほうは「今日は色気を感じましたよ!」とのこと。ヤッタ〜(^^)!でも課題もいっぱい。この曲は最後、B音のロングトーンで締めくくるのだけど、まだまだ私の息は浅いそうだ。ノド声という感じではないけど、あなただったらもっと迫力ある声が出ると思う、とのこと。歌って難しいなぁ・・・響きと、息と・・・やることがいっぱい。まだまだ楽器と奏者が遠いという感じです。
しかしこのモーツァルトとジョルダーノという取り合わせを見て、先生が「すごく対照的だけど、両方歌えないといけないのよね。」と一言。確かにイタリアものだけだといろいろな意味で乱れがちになるような気も。だからってモーツァルトオンリーだと声作りになるのかちょっと疑問でもある。私はどうも音楽的な根っこがドイツという感じがしており、モーツァルトを歌っていると何だかバランスが良いみたい。しかし何だか「お勉強モード」になってしまい、枝葉にとらわれる割に前進していない気も・・・。ま、とにかく次回はあげて頂く様に頑張りましょう。
昨日、一ヶ月待たされた待望の「愚弄晩餐会」のCDが届いたので早速聴いてみました。1955年版の古い録音で、ジネーヴラはジリオラ・フラッツォーニという重たい系のソプラノ。音源を入手できてちょっとこの曲に対してのイメージも変わったかな。重量級のソプラノのせいか、好き嫌いは抜きにして圧倒的に迫力がある。歌って楽をして歌っちゃいけないな、と改めて実感。それにしてもジョルダーノ(1867-1948)って結構最近の人なのに、全然近現代の香りがしないのね。さすがイタリア人・・・!?