森永一衣ソプラノリサイタルat王子ホール

一番最初のお師匠さんのリサイタルです。私、4,5年前にカンツォーネの社会人のグループレッスンに通っており、以来歌にはまりつつあるのですが、最初に「歌をやれば」と言ってくださったのも先生だし、休み時間に個人的にみて下さったり、本当に感謝しているのです(;_;)今日はイタリアオペラ、イタリア歌曲、日本歌曲の多彩なプログラム。この先生からベルカントとは何ぞや、と習ったにもかかわらず(ベルカントとは厳密にはイタリア語の歌の歌唱法をさすらしい)、先生の日本歌曲が大好きな私。落葉松など、しみじみ聞いてしまいました。
このコンサートは先生のトークが楽しみでもあります。先生は一年の半分をミラノで過ごされてて、コンサートのときいつもイタリア話を披露してくれるのです。今回は、日本人のお礼状に驚く友人パオロの話とか(日本流の時候のあいさつが不思議らしい。まあ、分かる気もする。あと、「風邪をひかないように」という結びの言葉はイタリアでは忌み言葉らしい。)、ナポリのバーで飲んでた友人の女性がナポリ男に口説かれた話(口説いてきたのは小さな男の子だったらしい。しかしシャツの第4ボタンまではだけてたらしい)とか・・・先生のお話を聞くとイタリアに行きたくなります。皆に意外と言われますが、私はイタリアに行ったことがないのです。
あとこのコンサートでいつも楽しみなのが先生の衣装です。腕利きクチュリエの仕立てる先生の衣装は本当に素敵なんです。演奏会の衣装ってホント重要だと思います。お客さんは歌だけ聴いている訳じゃないもんね。
久々にスカートはいたら風邪引いたかもしれない・・・情けなや(涙)