平井堅 10th anniversary tour

2005年7月17日 さいたまスーパーアリーナ 18時開演
私にしては珍しく超メジャー級のコンサートです。デビュー10周年ということで代表曲ばかり、なので堅さんビギナーの私でも知っている曲ばかりで楽しめました。きっと総立ちで座れないんだろうなぁと思って行きましたが、半分がしっとり系バラードなのでほぼ着席状態。意外だと言われますが私は大学時代軽音楽部所属で、ライブでノリノリになって一緒に歌ったり踊ったりが大好きなんですよね。残念ながら今回はバックバンドがいま一つノリが悪く、スカスカなロックが好みの私としてはものたりず、なんとなくおとなしくすごしてしまったのですが。まあ今日は歌手+バックバンドという構成だから仕方ないのかも。
しかし平井堅・・・歌上手い!しかもやっぱりすんごい美声です。やさしくて、温かみがあって伸びやかな美声。バラードはもうその美声をただただ傾聴という感じでした。ですからピアノ伴奏だけで歌ったりする曲がとてもよろしくて・・・。美しいメロディが美声とあいまって、心にしみじみ、じわじわ広がっていく感じ。やっぱり平井堅は癒し系なんですかね。普段熱いものばかり聞いているので、こういうアドレナリンとは無縁のコンサートはなかなか新鮮でした。
舞台はゴシック調のプロセニアムというか天蓋というか、なんか私の好きな雰囲気でした。でも彼はあそこでロープ伝って降りてくるとか、ゴンドラで降りてくるような人ではないですよね。やっぱり彼は歌で聴かす人なのです。ですからできればもう少し小さいホールなんかでしっとり聞きたい気分ではありました。しかし18000人入っているというのにどうもアットホームな雰囲気なんですよね。やっぱりあの堅さんの美声とやわらかい関西弁トークでみんなほっこりしてしまうんでしょうね。
堅さんてスタイリッシュなのに何かダサいような、不思議な感じの人です。最初でてきた帽子と黒いベストの衣装や二度目に出てきたときの白スーツはカッコよかったんですが、最後の緑黄色野菜のような衣装はどうなんかな。愛・地球博からモリゾー&キッコロの着ぐるみが特別出演していましたが、もう3チャンネルの歌のお兄さんにしか見えず。それもご愛嬌・・・?