レッスン日

今日はドヴォルザークの「月によせる歌」をやりました。チェコ語です〜・・・大好きな曲でかなり嬉しい。一応楽譜にフリガナがふってあるのでカタカナ&イタリア語調で歌ってみました。家にCDがいくつかあるんだけど、チェコ人が歌っているのがないんですよね。言われてみればなんか皆ちょっと発音が違うし・・怪しい。
以前チェコ旅行に行ったとき現地で知り合った人に「Dvorakって発音して」と頼んだことがあります。これは作曲家のドヴォルザークの綴りで、正確にはrの上に~、aの上に'みたいな記号が付くんですが、その時生の発音を聞いて固まりました。全然「ドヴォルザーク」じゃないんです!!一聴すると「ドゥザーク」という感じなんですが、「ザ」の音節でvrzj・・・?4、5種類の子音を一気に吐き出すのです。まさに子音爆弾と言う感じでした。何度かその人の前で練習させられましたが悉くダメ出しされ「外国人にはムリだね。スメタナくらいから練習しなさい。」と言われちゃいました。まあ、そんな訳でチェコ語の歌と言いつつも現地の人に聞かれたら命はない・・くらいの発音で歌わせてもらう予定です。
「月によせる歌」はドヴォルザークのオペラ「ルサルカ」の超有名なアリアなんですが、そのオペラは見たことないしストーリーも知りませんでした。今日もらった楽譜にストーリーがついていたのでちょっとご紹介・・・。水の精ルサルカは人間界の王子様に一目ぼれ。魔法使いに頼んで人間の娘に変えてもらいますが、その条件が「ぜったいに口を利かない事」と「王子に裏切られたら王子を水の底へ連れてくること」つまり王子の命はないということでした。王子は最初ルサルカに興味を示しますがやがてよその国のお姫様に心を移してしまいます(あああ、なんかきたぞ〜)。結局王子はそのお姫様にふられてしまうのですが、裏切ったには違いないのでルサルカと共に水底へ沈んでいくのであった・・・というトホホな話です。人魚姫8割の「ノルマ」2割というような話かも(汗)。ちょっと白鳥の湖も入ってるかな?しかしおとぎ話の王子ってどいつもこいつも軽薄ですよねぇ。そんな男にひっかかる話なんか何の教訓にもならないと思うんだけど。そういえば幼い頃読んだ御伽噺で好きなお姫様はいても好きな王子様はいませんでした。しいて言えば「キャンディ・キャンディ」のアンソニー・・・(のちにはアルバート氏になりましたけど)・・。