レッスン日

新曲はトゥーランドットのリューのアリア「お聞きください、王子様 Signore, Ascolta!」です。トゥーランドットプッチーニが中国的な音階を取り入れて作ったオペラといわれています。今まであまり意識したことなかったのですが、実際歌ってみるとその中国的というのがよく分かります。特に鼻歌でフンフン♪と歌ってみるとよく分かります。この鼻歌というのがミソかもしれません。アジアの血がなせる業か、自然と微妙なポルタメントをかけて歌っている自分にびっくりです。聴いていると超イタリアオペラなのになぁ・・・。やっぱり中国の音楽って私たち日本人のDNAとしてあるんでしょうかね。
これのラスト「Ah! Pieta!」というところはクレッシェンドで伸ばしピアニッシモに持っていくという(メッサ・ディ・ヴォーチェっていうんでしょうか?)要するにpp<ff>ppという表現をして、といわれました。これ超難しい・・・。ffに持っていくのは出来ても美しくppに納めるというのは難しいものです。昨年9月ごろ来日したダニエラ・デッシーのコンサートで聴きましたが、ほんと美しかった!どーしたらできるんでしょ。あんなの。