ピアニストとリハ

昨日、ピアニストのTさん宅へリハーサルのため伺った。朝9時半というチャレンジングな時間帯 笑 しかし、そこしかお互いの予定が合わなかったんです。

発表会のときにCome scoglioを弾いてくださったのでこちらはテンポを確認するくらいでさらっと通して終わった(しかし声が出ない!早朝のせいかまったく出ない・・・悔し〜い・・・)。

しかし問題はもう一つの曲Depuis le jour。(フェリシティ・ロットの素晴らしい歌唱はコチラ
声楽的にも私の限界を超える難しい曲だけど、それにもまして伴奏と合わせるのが難しい。昨年の夏に行ったプロ歌手のコンサートでこの曲を聴いたけれど、有名なピアニストが伴奏を務めていたにも関わらず、タイミングが合わずに崩壊していた。とにかく伴奏パートがハッキリ拍を刻まないし音程も独立していて歌の助けにならない曲なのだ。まあそれが至極ロマンティックで素敵なところなんだけどね。
一箇所とても苦戦したところがあって、ピアニストに「気合で合図を下さい!」と言われてしまった。気合で合図ですか!?気合!?気合で分かるんですか!!???
「いやー、すごい曲を選んだなと思ったんだよね」
「はは・・」
「前、E strano もやったよね。Come scoglio も大曲だけど。」
「はは・・」
「いつも勝負曲ばっかりで。」
「ははは・・」
はは、しか言えなかったし。
ま、確かに声質が硬質で明るいせいか華やかな曲が好きです。逆にしっとり歌う曲が課題。
とはいえ、声楽の伴奏のキャリアが豊富なTさんは本当に頼もしいです。有名な歌手の伴奏でひっぱりだこのTさんのピアノを背負ってコンクール出場なんてホントおこがましい。でもいろいろ学ばせてもらっています。

あと一度合わせて本番に臨みます。頑張ります!