さまよえるオランダ人

久々に新国オペラを楽しんでまいりました。でも疲れていたらしく、劇場入り口でチケットではなく定期券を出した自分にまずビックリ。。。

初鑑賞のオランダ人。ワーグナーの初期の作品ということで若干荒削り、アリアやバラッドが分かりやすく現われる辺り、ちょっとヴェルディぽい感じも。でもやはりワーグナーらしくホームドラマ炸裂。楽しませていただきました。

今回歌手陣がとても良かった。2幕のゼンタが出てきた辺りから舞台も締まりだしました。ゼンタ素晴らしかったですねぇ〜。それからエリックが良かったなぁ。。。あんなに思い込みの激しい男の子の役だけど同情してしまった。もちろんオランダ人も、ゼンタの父も素晴らしかった。合唱も迫力あって素晴らしかったけど、4階席にいると背中からワンワンと声がきこえてくるのが気になりました。ちょっとPAが過剰ではありませんでしたか。

ノヴォさんが今年でお終いになってしまうけど、ドイツ物を沢山やってくれて、高いお金を払わなくてもワーグナーが聴けて、ドイツの良い歌手を連れてきてくれたのは有難かったです。来期からは、まあいいんだけど、ねぇ。。。