新国「ドン・カルロ」再び

2度目のドンカルロです。キャスト・合唱・舞台すべて私好みで大満足でございました。ま、エボリの人はかなり怪しかったけど・・・

今日はカルロが気合が入ってて凄くよかったです。父王ピッポもぞっとするくらい良かった。ロドリーゴの人はワーグナーも上手だったけど、ヴェルディも朗々として素敵。やっぱり上手い人は何でも上手いですね。大村さんも素敵でした。しかし、この方のエリザベッタを見ていると「藤壺光源氏」を思い出してしまうのです・・・ ほんとに大和撫子な雰囲気の方なんですよね。

一つ演出で気付いたのはエボリが「呪われし美貌(O don fatale)」を歌うとき、鏡見ながら自分で自分の顔を傷つけるんですが、後で民衆とカルロを救うために牢獄に乗り込んでくるときには眼帯をしてたんです。エボリのモデルになった人は片目で眼帯をしている貴婦人なんですよね。「そういうこじ付けがありましたか」と今更納得でした。

やっぱり中一日であのドンカルロの鑑賞は疲れましたよ・・・(ーー;)