ご無沙汰です

今週母方のおばあちゃんが亡くなりました。享年90歳。こん睡状態になってしまってから4ヶ月、そのまま眠るように亡くなってしまいました。おばあちゃん、本当にお疲れ様・・・。
おばあちゃんの家には県の天然記念物に指定されている樹齢7百年というカヤの巨木があり、その木は家のシンボルでもあります。おばあちゃんは最後まで「カヤの木を守って行ってね」と言っていたそうです。イコール、しっかり家を守って行ってね、ということなんだと思うけど・・・ 東京で暮らしているせいか、家、っていう概念、私には随分遠いものになってきました。
おばあちゃんは厳格なおじいちゃんの傍らで、辛抱強く、誰に対してもニコニコと笑顔で接してくれる優しい人でした。自分は旅行にも全然行かないで、そのくせ私が旅行に行くというときは「気をつけてね」とお小遣いをくれたり。「ちょっとは出かければいいのに」と言ってもひたすら家を守り、典型的な日本の母という人でした。だから家族がみんな幸せで、いろいろな人が集まる楽しい家だったんです。そういう絆が日本の伝統的な家族だったのかな・・・ と大きなカヤの木の下でしみじみ考えちゃいました。今はその大きな木がおばあちゃんに見えてしょうがありません。

ところで、そのため喪中のハガキの印刷を本日大急ぎで行ったのですが、自分の友達なのに「誰?」という人が多いんですよね。特に「朋子」という名前の子が5人もいて、ほとんど結婚して姓が変わり、おまけに住所も全国津々浦々。もう混乱・・・